シラタマソウ

学名:Silene vulgaris  

シラタマソウ(白玉草)[別名:シレネ・ブルガリス] ナデシコ科マンテマ属

ヨーロッパ原産で観賞用に栽培される多年草。北海道や本州各地の荒地や道端に帰化している。

丈は20-70cm。全草無毛。葉は対生し、長さ4-10cmの倒披針形で、先が尖り、柄はない。茎上部の花序に、径約1.5cmの白色の花を横向き~下向きに数個付ける。萼は袋状に合着し、網目状の脈が目立つ。花弁は白色で5個、先は2深裂する。3個の雌蕊と10個の雄蕊を持つ。
花期は4-6月。
果実は、萼に包まれた蒴果で1-50個の種子が入り、種子は長さ2-3mmの淡褐色の腎臓形。

※ 名は、萼筒が白色を帯びた風船状であることから。 
 地中海地域の一部の国で野菜として使われる。
 日本への帰化は第2次大戦後。


主写真撮影日:2019-06-15   撮影地:長野県原村 (植栽)
撮影者:MOMO