リナリア・プルプレア

学名:Linaria purpurea  

リナリア・プルプレア(Linaria purpurea)[別名:シュッコンリナリア] オオバコ科ウンラン属

ヨーロッパ南部地中海沿岸の原産で、観賞用に栽培される多年草。

丈は30-70cm。基部からよく分枝し、直立する。茎葉は粉白色を帯びた緑色。葉は互生し、長さ2-5cmの線形で無柄。晩春~初夏、茎先に長さ7-12cmの総状花序を出し、下から花を咲き上げる。花は長さ8-12mmの紫色の唇形花で、上唇は2裂、下唇は3裂し、下唇には隆起部分がある。花の後方には先端が尖る筒状の距が突き出る。
花期は5-7月。
果実は径3-4mmの球形の蒴果。

※ リナリアは属名で、この種の他、ヒメキンギョソウ(Linaria maroccana)もリナリアと呼ばれる。
 英名は、Purple toadflax。
 Ylistでは、標準和名をヒメキンギョソウとしているが、Linaria maroccanaをそう呼ぶのが一般的。
 園芸種に薄桃色の花を咲かせる ‘キャノン・J・ウェント’('Canon J. Went')がある。


主写真撮影日:2019-06-15   撮影地:山梨県北杜市 花パークフィオーレ小淵沢 (植栽)
撮影者:MOMO