セージ

学名:Salvia officinalis  

セージ(Sage)[別名:ヤクヨウサルビア、コモンセージ] シソ科アキギリ属

地中海沿岸地方原産で、ハーブとして利用されることの多い常緑多年草または低亜木。寒地では冬季は落葉する。

丈は30-80cm。茎は4稜形で、毛があり、株元からよく分枝して直立する。茎は成長すると木質化する。葉は、対生し、長さ6.5cmまで幅2.5cmの長楕円形~長卵形で、軟毛で覆われ、灰緑色で、縮緬皺がある。葉柄は長さ2-4cmと長い。晩春~初夏、穂状花序を出し、長さ2cmほどの紫色の唇形花を数段~十数段輪生する。唇形花の上唇はやや毛羽立つ。萼は褐色を帯びる。
花期は5-7月。
果実は4分果。

※ セージの名は、アキギリ属(Salvia)全般を指す場合もあるため、明示するためにヤクヨウサルビアまたはコモンセージ、またガーデンセージとも呼ばれる。
 株全体に独特の芳香がある。
 乾燥させた葉は、ハーブティーとして飲用したり、肉の臭み消しに利用される。
 園芸種には、斑入り葉の品種がいくつかある。
 高温多湿にはやや弱い。


主写真撮影日:2019-06-15   撮影地:山梨県北杜市 花パークフィオーレ小淵沢 (植栽)
撮影者:MOMO