グラプトペタルム・パラグアエンセ

学名:Graptopetalum paraguayense  

グラプトペタルム・パラグアエンセ(Graptopetalum paraguayense)[別名:オボロヅキ] ベンケイソウ科グラプトペタルム属

メキシコ原産で、観賞用に栽培される多肉葉を持つ多年草。

草丈は約30cm。径9-15cmのロゼットを茎先に形成する。ロゼットの付け根の古い葉は枯れて落ち、時間経過により茎が伸びるが直立せずに倒れる。葉は長さ2-8cm、幅1.5-2.5cmの三角状倒卵形で、灰緑色~淡青色~淡桃色~淡紫色で肉厚。春、葉腋から長さ15cmほどの花茎を2-6本伸ばし、茎先が分枝し3-14個の花をを付ける。それぞれの花は径約2cm、花弁は長さ1cmほど、白い地に小さな赤色の斑点がある。
花期は4-6月。
果実は袋果。

※ 学名の、パラグアエンセは「パラグアイの」を意味するが、始め原産地がパラグアイと考えられていたため。
 オボロヅキは、園芸上の流通名。
 葉は容易に茎からもぎ取れ、取った葉からはかなりの高確率で芽が出るため、増殖は容易。
 直射日光と乾燥を好み、耐寒性もあるため、屋外で越冬可能。
 葉は食用にもなり、それ用に改良された商品名「グラパラリーフ」が食品として流通する。「はりんご」とも呼ばれる。 


主写真撮影日:2019-05-08   撮影地:神奈川県相模原市緑区 (鉢植植栽)
撮影者:MOMO