ムルティカウレ(ムルチコーレ)

学名:Leucoglossum paludosum  

ムルティカウレ(Multicaule)[別名:キバナヒナギク、クリサンセマム・ムルチコーレ] キク科コレオステフス属

アルジェリア原産で、観賞用に栽培される1年草。

丈は10-30cm。茎は半匍匐性で、茎や葉は桃色を帯びる。葉は互生し、ロゼット状でやや肉質、小さいものは無柄、葉身は長さ約3cm、幅約0.5cmの箆形で淡緑色、少数の粗い鋸歯がある。頭状花は径5cm以下。内総苞片は先が膜質になる。舌状花、筒状花とも黄色。小舌は丸みを帯びる。
花期は3-5月。
果実は痩果、長さ約2mm。

※ ムルティカウレの名は、YListの標準和名だが、ムルチコーレと呼ばれることが多い。
 クリセンセマム・ムルチコーレは、コレオステフス属が分離される以前の学名。
 キバナヒナギクの名は、英名のYellow daisyから。
 通常は秋蒔きで育てるが、強い霜に当たると苗が傷むので寒冷地では春蒔きする。 


主写真撮影日:2019-04-22   撮影地:神奈川県相模原市南区 (植栽)
撮影者:MOMO