ラバンデュラ・ピナータ

学名:Lavandula pinnata  

ラバンデュラ・ピナータ(Lavandula pinnata)[別名:レースラベンダー、ピナータラベンダー] シソ科ラベンダー属

マデイラ島南部とカナリー諸島原産で、観賞用に栽培される常緑小低木。

樹高は30-70cm。全体が分岐するフェルト状の短毛に覆われる。葉は対生し、長さ3-6cmの倒卵形で羽状に全裂し、裂片は線形または披針形になり、灰緑色。茎は長く伸び、先端近くで3分枝し密に花が付く長さ2.5-5cmの穂状花序を出す。花冠は青紫色の唇状花。
花期は6-10月。

※ レースラベンダーと呼ばれるものには、本種の他にLavandula multifida、Lavandula canariensisもある。
 通常のラベンダーより寒さ・暑さに弱いため、冬は直植えのものは鉢上げして温室や屋内に移動させる必要がある。また多湿にも弱いので、梅雨前に刈り込みを行い風通しを良くし乾燥気味にする。
 ラベンダー独特の香りはない。


主写真撮影日:2019-04-01   撮影地:神奈川県相模原市南区 (植栽)
撮影者:MOMO