イワナズナ

学名:Aurinia saxatilis  

イワナズナ(岩薺)[別名:宿根アリッサム] アブラナ科イワナズナ属

東ヨーロッパから西アジアのの原産で岩礫地に自生する草花で、観賞用に栽培される多年草。

丈は15-35cm。葉は星状毛が密生し、灰緑色になる。根生葉は長さ20cmまでの倒卵形から倒披針形で、羽状に分裂するか全縁。茎葉は根生葉より小さい長楕円形。春、花茎を伸ばし、散房花序に径7-8mmほどの黄色の4弁花を多数開く。花弁は長さ2-2.5mm。雄蕊は6個。萼片は長さ2-2.5mm。花には芳香がある。
花期は4-5月。
果実は長さ4-5mm、幅約4mmの平たい円形に近い角果。果柄は直立し、長さ6-10mm。

※ 名は、岩場に自生し、ナズナに似ていることから。
 排水の良い環境を好む。繁殖は播種または挿し木。
 花後も根生葉がマット状に残るため、グランドカバーとしても使われる。


主写真撮影日:2019-04-01   撮影地:神奈川県相模原市南区 (植栽)
撮影者:MOMO