カトレア・ルデマニアナ

学名:Cattleya lueddemanniana  

カトレア・ルデマニアナ(Cattleya lueddemanniana) ラン科ヒノデラン属

ベネズエラ北部の海岸地域と山間部との2つに分かれて生育し、海岸性の個体群は海に面した山の北斜面の標高500m付近、山間部性の個体群は海抜400-700m付近、暑く乾燥した地域の樹木に着生して生育する。鑑賞用に栽培される多年草で交配種も多く作出されている。

丈は20-35cm。茎(疑似球根、バルブ)は長さ7-27cm、幅0.8-2.5cm、葉は茎先端に1枚付き長さ8.5-20cm、幅3-6cmの披針形で革質。花茎1本当たり2-5個の花が付く。花径は16-20cmに達するものもある。花弁の色は変化が大きく、淡桃色が多いが、濃桃色・白色・薄紫・クリームなどもある。唇弁は、喉部に黄色またはクリーム色の班があり、喉部の奥からの紫色の筋が弁の先端まで達する特徴を持つ。
花期は1-3月、ときに8-10月に再開花するものもある。

※ 花には芳香がある。
 望ましい最低栽培気温は16-18℃、年間を通じ葉焼けしない程度のしっかりとした光線を与えるのが良く、風通しの良さも重要。


主写真撮影日:2019-03-02   撮影地:神奈川県小田原市 小田原フラワーガーデン (植栽、ラン展)
撮影者:MOMO