スギノハカズラ

学名:Asparagus aethiopicus  

スギノハカズラ(杉葉葛)[別名:アスパラガス・エチオピクス] キジカクシ科キジカクシ属

南アフリカ原産で、観葉植物として栽培される多年草。沖縄や小笠原諸島には帰化している。

丈は30-70cm。地下に根茎を持つ。茎は直立するが、軟弱で茎先は垂れる。茎には小さな棘がある。葉のように見えるのは葉状枝(仮葉)という枝で、長さ0.8-2cm、幅0.1-0.2cmの細い披針形になる。春、径3-5mmの白または桃色がかった6弁花を塊状に咲かせる
花期は4-5月。
果実は、液果で径約7mmの球形、秋に紅熟する。

※ 本種Asparagus aethiopicusと似たAsparagus densiflorusは同種でシノニムとされていたが、現在は別種とされる。また、YListではスギノハカズラはAsparagus densiflorus 'Sprengeri'とされており、改訂前と思われる。
 円錐型に直立する園芸種のメイリー(‘Myers’)は、A. aethiopicusとA. densiflorusの両者の資料が見られるが、2019年3月時点では後者での資料数が多い。


主写真撮影日:2019-03-02   撮影地:神奈川県小田原市 小田原フラワーガーデン (温室植栽)
撮影者:MOMO