デンドロビウム・スペシオサム

学名:Dendrobium speciosum  

デンドロビウム・スペシオサム(Dendrobium speciosum)[別名:タイミンセッコク] ラン科セッコク属

オーストラリア東部の原産で、標高500m付近の低山の日照の良い岩上や熱帯雨林の樹木に着生する多年草。

茎の丈は8-40cm。茎は多肉で、基部が最も太く径20-60mm、先端に向かって狭まる。葉は、茎の上部から4-5個が出、長さ4-25cm、幅5-8cmの長楕円形で、厚みのある革質。葉は、最高12年枯れずに残る。晩冬~春、花茎を5-80cmに伸ばし、白色から淡黄色の花を20-200個咲かせる。個々の花は長さ1.2-7cm、幅2-8cm。背萼片および側萼片と側花弁は長さ2-4cm、幅3-6mm、蕊柱の長さは4-6mm。
花期は2-4月。
果実は蒴果。

※ 学名は、The Plant Listに因ったが、Thelychiton speciosusとしている資料も多い。
 夏~秋の始めは直射日光を避け、明るい日陰に置く。その他の季節は日光に当てるのが良い。凍らなければ冬越し可能だが、2-3℃以上が無難。晩秋から冬は断水、春から秋の中頃は、乾くとたっぷり水を与える。


主写真撮影日:2019-03-02   撮影地:神奈川県小田原市 小田原フラワーガーデン (植栽、ラン展)
撮影者:MOMO