ワモンシブカワタケ

学名:Gloeocystidiellum porosum  

ワモンシブカワタケ(輪紋しぶ皮茸) グレオシスチディエルム科ワモンシブカワタケ属

広葉樹の枯木・落枝などの表面に薄膜状に広がる白色腐朽菌。

子実体は全背着生で基材に密着し、厚さ0.07-0.2mmの膜状になり、始めは白色で淡黄土色に変わる。周縁部は明瞭かまたは狭い白色で、蜘蛛膜状または多孔状になる。子実体表面は滑らかまたはやや疣状で、乾燥すると罅割れる。肉は柔らかくワックス状で、淡黄色。単菌糸型。曲がった長いグロエオシスチジア(粘性の内容物を含み、メチルブルーで青く染まる嚢状体)、長さ40-90μm、幅8-20μmが目立つ。胞子は、長さ4-7μm、幅4-6μmの楕円形で、ときに一方に平坦面を持ち、細かな疣状になる。アミロイド。

※ 漢字表記は、資料が得られなかったため、シブカワのシブは平仮名表記とした。国内分布についても不詳とした。


主写真撮影日:2019-01-13   撮影地:神奈川県相模原市南区
撮影者:MOMO