学名:Physalacriaceae  

タマバリタケ科

キノコを形成する、ハラタケ目に属する菌類。

大部分の種は、傘と柄を持つ子実体を形成する。菌糸は生殖菌糸のみからなり、クランプ結合が存在する。基底細胞(胞子を持つ細胞)は、2-4個の立体像を持つ棍棒形。胞子は一般に楕円形・紡錘形・円筒形・涙滴形になり、薄壁、透明でメルツァー試薬には反応しない。科には、皮膜状の子実体を形成するエビコウヤクタケ属(Cylindrobasidium)と袋状の子実体を形成するグヤナガスター属(Guyanagaster)も含む。
北極圏から熱帯地方まで広範囲に分布する。
GBIF(2017年)には、29属711種が記載されているが、他に?やsp.の種もあり、まだ追加があると推定される。