カッショクモンパキン

学名:Septobasidium tanakae  

カッショクモンパキン(褐色紋羽菌)[別名:セプトバシディウム・タナカエ] モンパキン科モンパキン属

生木(クワ・サクラ・モモ・アンズ・ナシ・キリなど)の枝や幹に発生する。褐色~暗褐色で周縁が白味をおびたフェルト状の菌糸膜が円形に広がり、やがて不整形となる。カイガラムシ類と共生関係で、モンパキンはカイガラムシの排泄物や分泌物を栄養源とし、カイガラムシの上を菌糸マットで覆い保護するとされる。胞子は長さ16-29μm、幅4-6.5μmの長楕円形で、透明。

※ 大菌輪では、和名なしとしている。ブリタニカ国際大百科事典ではモンパキン属(Septobasidium)の解説中でクワモンパキンとしている。
 農研機構の「花き病害図鑑」には褐色こうやく病として記載され、モンパキン自体は樹体への菌糸の侵入はないが、菌体が枝を一周すると枯れると記載されている。


主写真撮影日:2019-01-27   撮影地:東京都八王子市
撮影者:MOMO