タバコウロコタケ

学名:Hymenochaete tabacina  

タバコウロコタケ(煙草鱗茸) タバコウロコタケ科タバコウロコタケ属

主に広葉樹。稀に針葉樹の枯木上に発生する半背着生の白色腐朽菌。

初めは斑点状に発生し、隣接する個体と融合する。傘は径3cmまでの半円形~扇形~棚状に重なり、縁は不規則に波打つ。表面は粗く環紋があり、橙茶色~灰茶色または黄土色で縁は淡色になる。基材の下面に着生の場合は、厚さ3-5mmの膜状に広がり、縁は基材の側面に棚状の傘となって張り出すことが多い。子実層面(腹面)は、褐色または栗色で滑らか、多数の暗褐色の短毛がある。肉は茶色で革質。胞子は長さ5-6.5μm、幅1.5-2μmの円筒形で、透明で滑らか。非アミロイド。

※ 学名は、MycoBankと日本産キノコ目録2016に従ったが、大菌輪ではHymenochaetopsis tabacinaで海外サイトでは両者が混在している。


主写真撮影日:2019-01-20   撮影地:東京都町田市
撮影者:MOMO