オオチリメンタケ

学名:Trametes gibbosa  

オオチリメンタケ(大縮緬茸) タマチョレイタケ科シロアミタケ属

広葉樹(ブナなど)の枯木・倒木などに発生する白色腐朽菌。

子実体は側着生、無柄でしばしば重生する。傘は半円形で普通平ら、幅5-15cm、厚さ1-5cm。灰白色~藁色、古くなるとニッケイ色~灰黄土色に汚れ、緑藻類が繁殖して、緑色を帯びることが多く、微細な毛が密生し、ビロード状、環紋と環溝があり、縁はやや厚く、鈍端。管孔面は白色~淡藁色(淡褐色)、孔口は放射状に長く、ときに迷路状~やや溝状、1-2個/mm(間隔0.5~1mm)。孔長2-15mm。肉は白色~淡ベージュ色でコルク質。胞子紋は白色。胞子は無色、長さ4-5µm、幅2-3µmの長楕円形、平滑で非アミロイド。3菌糸型。原菌糸にはクランプがある。骨格菌糸は淡褐色、幅3-4µm。


主写真撮影日:2019-01-13   撮影地:神奈川県相模原市緑区
撮影者:MOMO