学名：Fomitiporella umbrinella
チャアナタケ(茶穴茸) タバコウロコタケ科フォミティポレラ属北海道・本州・四国・九州・沖縄の、広葉樹の枯れ木上に発生する多年生の白色腐朽菌。
子実体は全背着生で基材からは剥がれない。厚さ6mm以下、表面は黄褐色～赤褐色、古くなると暗色～帯灰色。孔口は4-8個/mm。胞子は類球形、褐色～銹褐色、長さ3.5-5µm 、幅 2.5-4.5 µm。剛毛体は無く、菌糸は2菌糸型。
※ 学名は、2018年の大菌輪を参照したが、Phellinus(キコブタケ属)やFulvifomes(フルビフォメス属)などの資料も見られる。また、鳥取大学の早乙女准教授らの研究グループの日本産チャアナタケは、Fomitiporella umbrinellaとは異なる未掲載種の可能性が指摘されている(2015年発表)。
外観的にはよく似たチャアナタケモドキ(Fomitiporia torreyae)がある。チャアナタケモドキは剛毛体を持つ。
主写真撮影日：2016-12-11 撮影地：神奈川県相模原市南区
撮影者：MOMO