学名:Metzgeriaceae  

フタマタゴケ科

ゼニゴケ植物門フタマタゴケ目に属する苔類。

葉状体は白緑色~黄緑色、先端で二叉状に分枝し、腹面からも不定内生的に分枝する。中肋は明瞭で、急に1細胞層の翼部になる。腹鱗片は単細胞性の粘液毛で、中肋腹面に2列に並ぶ。葉状体の表面や縁に単細胞性の長毛を持つ。翼細胞は薄壁、トリゴンや油体は無い。生殖器官は葉状体腹面の中肋部から分枝した短枝の背面に付く。雌枝は鱗片状でやや内曲し、縁に毛がある。包膜と偽花被は無い。シュートトリカブラは表面に単細胞の毛を持つ。雄枝は中肋の左右に造精器を付け、縁が著しく外曲し、半球状になる。蒴は4つに裂ける。
日本産はケフタマタゴケ属とフタマタゴケ属の2属。