シロロウアナタケ

学名:Antrodia gossypium  

シロロウアナタケ(白蝋穴茸) ツガサルノコシカケ科ヒメシロアミタケ属

針葉樹または非常に稀に広葉樹にも発生する一年生の褐色腐朽菌。

背着生して広がり、厚さ5mm以下。縁は白色、広い根状菌糸束は無いかまたは有る。管孔面は初め白色~クリーム色、古くなり乾くと、藁色~クリーム色になり、孔口は角形、3-6個/mm。肉は白色、綿状、古くなると暗色の管が目立つ。管の層は同色、ワックス状、乾くと脆い、古い子実体の中の樹脂状の物質が染み込んだ部分であり、厚さ3mm以下。菌糸は2菌糸型。原菌糸はクランプがあり、薄壁、径3-6µm、実質中で支配的。骨格菌糸は実質中に散在し、肉の中に多く、直線状、無色、厚壁~中実、非アミロイド、径3-5µm。シスチジアは無い。担子器は4胞子性、長さ15-20µm、幅4-5µm、基部にクランプがある。胞子は無色、長さ4.5-6µm、幅約2.5µmの楕円形、薄壁、平滑、非アミロイド、しばしば小さな油滴がある。


主写真撮影日:2018-12-25   撮影地:神奈川県横浜市緑区 三保市民の森
撮影者:MOMO