オオカタウロコタケ

学名:Xylobolus annosus  

オオカタウロコタケ(大堅鱗茸) ウロコタケ科カタウロコタケ属

北海道・本州・四国・九州・沖縄の、広葉樹(ナラなど)の材の表面にやや厚い膜状に広がる多年生の白色腐朽菌。

木質で、厚さ1-3mm、背着生~半背着生で上縁は狭い棚状の傘をつくる。傘の表面は黒色で無毛。肉はコルク色で、水酸化カリ液で黒変する。下面の子実層面は乳白色~淡コルク色。縦横にひび割れる。顕微鏡的には多数の擂粉木(すりこぎ)状糸状体がある。胞子は長さ4-6μm、幅3-4μmの楕円形、アミロイド。

※ 近縁のカタウロコタケは、初めいぼのような形で、大きくなるにつれ多数が押合って不規則な多角形となる。


主写真撮影日:2018-12-07   撮影地:神奈川県相模原市南区
撮影者:MOMO