ミノタケ

学名:Trametes cervina  

ミノタケ(蓑茸) タマチョレイタケ科シロアミタケ属

夏から秋に広葉樹の枯木などに発生する白色腐朽菌。

子実体は側着生し、傘は幅2-5cm、癒着して15cmほどになることもあり、比較的薄く扁平、皮質、縁部は裂ける。色は肉色、レンガ色で縁の色は薄く、白い剛毛に覆われる。子実層托は乱れやすく、しばしば迷路状~薄歯状。

※ 名は、傘の表面の環紋に沿って剛毛が生える様子が、過去雨具として使われた蓑(みの)に似ていることからと推定される。

 学名は、日本キノコ目録2016に従ったが、大菌輪ではTrametopsis cervinaとしている。Trametes(シロアミタケ属)は、タマチョレイタケ科(Polyporaceae)になるが、大菌輪ではさらにTrametopsis(和名不詳)をアカゾメタケ科(Hapalopilaceae)に置いている。WikipediaではTrametopsisの所属科をIrpicaceae(和名不詳)としていて、混乱がみられる。なお、WikipediaではTrametopsis cervinaを1属1種と記述している。


主写真撮影日:2018-10-28   撮影地:神奈川県相模原市緑区
撮影者:MOMO