ツルマサキ

学名:Euonymus fortunei  

ツルマサキ(蔓柾)[別名:リュウキュウツルマサキ、ナガバツルマサキ] ニシキギ科ニシキギ属

北海道・本州・四国・九州・沖縄の山野の林内に生育する常緑蔓性木本。

気根を出して樹上によじ上る。樹皮は暗褐色。本年枝は緑色で丸く、細かい瘤状の突起がある。葉は対生、稀に互生する。葉身は長さ2-6cm、幅1.5-3cmの楕円形または長楕円形。縁には浅い鋸歯がある。両面とも無毛。幼木の葉は表面の葉脈に沿って白っぽくなる。葉柄は長さ3-10mm。初夏、葉腋から集散花序を出し、黄緑色の小さな花を7-15個付ける。花径は5mmほど。花弁・萼片・雄蕊は4個。花盤が発達し、雄蕊は花盤の縁に付く。
花期は6-7月。
果実は蒴果で、径5-6mmの球形で、10-11月に熟す。熟すと4裂し、橙紅色の仮種皮に包まれた種子を現れる。

※ 幼木は、テイカカズラ(キョウチクトウ科)によく似る。テイカカズラの枝は褐色で無毛または開出した粗毛があり、葉の縁は波打つことがあっても鋸歯はない。


主写真撮影日:2018-10-28   撮影地:神奈川県相模原市緑区
撮影者:MOMO