ノアズキ

学名:Dunbaria villosa  

ノアズキ(野小豆)[別名:ヒメクズ] マメ科ノアズキ属

本州・四国・九州の日照の良い草地や路傍に生育する蔓性多年草。
全体に毛が多く、葉・萼・茎に橙色の腺点がある。葉は3小葉。小葉は長さ1-3cmの菱形状。花は黄色、長さ1.5-2cmで、栽培されるアズキの花と同じ蝶形花。旗弁は左右不対称、左右の翼弁も大きさが異なる。竜骨弁(舟弁)の先は鉤状に曲がる。萼は先が不等に5裂し、腺点と白毛が多く、基部が球形になる黄色の長毛が散生する。
花期は7-9月。
豆果は扁平、腺点があり、3-8個の種子が入る。熟すと果皮が裂開し、捻れてV字形になる。豆は長さ約4mm、表面にうずら卵のような模様がある。

※ 名は、 黄色い花と葉の形が小豆(アズキ)に似ていることから。


主写真撮影日:2018-10-09   撮影地:東京都町田市
撮影者:MOMO