ハブランサス・ロブスタス

学名:Habranthus robustus  

ハブランサス・ロブスタス(Habranthus robustus)[別名:レインリリー、ゼフィランサス・ロブスタス] ヒガンバナ科ハブランサス属

ブラジル・アルゼンチン・ウルグアイ原産で観賞用に栽培される多年草。

丈は120-30cm。鱗茎の径は3.5-5cm。葉は鱗茎の上部から出て、長さ30-40cm。幅5-10mmの線形または幅の狭い帯状で濃い緑色。地際から花茎を長く伸ばし、頂部に花径5-10cm程度の薄桃色の花を1-4輪咲かせる。花は長さ5-6cmの漏斗状で、先端は6裂して先端はやや反り返る。花は花茎に対してやや横向きに咲く。雄蕊は4-6個で大きさが不均等になり、花糸の先端は上方に湾曲する。
花期は6-9月。
果実は3室に分かれた蒴果。

※ 以前はゼフィランサス属(和名はサフランモドキ属)に分類されていたことから、ゼフィランサス・ロブスタスの名でも流通している。
 一般名のレインリリーは、高温乾燥が続いたあと雨が降ると一斉に開花することから。
 有毒植物(葉や鱗茎にガランタミン型アルカロイドを含む)。
 花は一日花で夕方には萎むが、花期の間に何度か花茎を伸ばして開花する。
 関東以西の暖地であれば、戸外での冬越しが可能(鉢植えの場合は、霜や凍結の心配のない軒下などに移動、庭植えの場合は、霜よけを設置し、盛り土をしたり腐葉土で覆う。
 常緑性だが、冬は寒いと葉が枯れて休眠する。

 [近縁種]
  サフランモドキ:花が似るが、上向きに花を付け、雄蕊の花糸は湾曲しない。こちらもレインリリーと呼ばれる。


主写真撮影日:2018-09-28   撮影地:神奈川県相模原市南区 麻溝公園 (植栽)
撮影者:MOMO