学名:Nicotiana alata
シュッコンタバコ(宿根煙草)[別名:ハナタバコ、ニコチアナ] ナス科タバコ属南アメリカ原産で、観賞用に栽培される半耐寒性多年草。日本では通常1-2年草扱い。
丈は60-150cm。全体に腺毛がある。茎の基部の葉はスペード形~楕円形、長さ30cm以下、葉柄に目立つ翼がある。上部の茎葉は小さく、卵形~卵状楕円形、無柄。花柄は長さ5-20mm。萼は杯形~鐘形、長さ15-25mm、萼片は錐状針形、不等長。花は夜に開花し、芳香を出す。花冠は長い筒形で淡緑色~白色、筒部は長さ5-10cm、筒部の径3-4mm、喉部の径6-8mm、先端は径15-25mmで、ほぼ平開、先は5裂し、裂片は卵形、先は鋭形。雄蕊は不等長、1本が短い。
花期は5-9月。
果実は蒴果で卵球形、長さ12-17mm。種子は長さ約0.7mm、灰褐色。
※ ハナタバコとも呼ばれるが、ハナタバコ(Nicotiana x sanderae)は本種とフォルゲチアナ種(Nicotiana forgetiana)、ラングスドルフィー((Nicotiana langsdorffii)の交配により作出されたもの。小形(60cm以下)で、芳香が無く、昼間に開花し、赤色・桃色・緑がかった黄色・白色がある。
主写真撮影日:2018-09-18 撮影地:東京都世田谷区 フラワーランド (植栽)
撮影者:MOMO