セイヨウニンジンボク

学名:Vitex agnus-castus  

セイヨウニンジンボク(西洋人参木) シソ科ハマゴウ属

南ヨーロッパから中央アジアでの原産で、庭木などに植栽される落葉低木。

樹高は2-8m。葉は対生。掌状複葉で、小葉は3-7個、長さ5-9cm、狭長楕円形で先端は尖り基部は楔形、表面には光沢がある。夏、枝先や上部の葉腋から長さ15-20cmの円錐形花序を出し、紫色で径10mmほどの小さな花をを多数付ける。花冠は唇形、上唇は2裂、下唇は3裂し、中央裂片が特に大きい。雄蕊と雌蕊が花冠の外に長く突き出す。花色は、薄桃色や白色のものもある。
花期は7-9月。
果実は核果で、球形で黒熟する。

※ 名は、西洋産のニンジンボクの意。
 木全体に香りがあり、実はかつて胡椒代わりに使われた。
 女性ホルモンを整える作用があるハーブとしても使われる。


主写真撮影日:2018-09-18   撮影地:東京都世田谷区 フラワーランド (植栽)
撮影者:MOMO