ハツユキソウ

学名:Euphorbia marginata  

ハツユキソウ(初雪草)[別名:ユーフォルビア・マルギナタ] トウダイグサ科トウダイグサ属

アメリカ合衆国ミネソタ州・コロラド州・テキサス州の原産で、観賞用に植栽される1年草。

丈は30-100cm。茎は直立して上部で叉状に分枝し、葉は丸みを帯びた長楕円形で、無柄、淡黄緑色。7-8月になると上部の葉がやや密集して葉縁が白くなり(白覆輪)、株全体が緑と白に美しく彩られる。小さな花は、トウダイグサ属特有の杯状花序で、花弁のように見える部分は付属体で、4個が集まって杯状になり、それぞれの基部には緑色の蜜を分泌する腺体がある。花の中心には、1つの雌花とそれを取り囲む4個の雄花があり、どちらの花にも花弁はない。
花期は7-8月。
果実は蒴果、9月頃に裂開して白黄色の種子を飛散させ繁殖する。

※ 名は、夏の花期になると頂部の葉が白く縁取られてよく目立ち、その姿を雪をかぶった様子に例えたもの。
 英名はスノー・オン・ザ・マウンテン(Snow On The Mountain, Snow-on-the-mountain)。
 花は小さく目立たないため、観賞価値は低く、観葉植物として10月頃まで鑑賞できる。
 切り花としても鑑賞されるが、葉や茎の切り口から出る乳白色の液は皮膚に炎症を起こすことがあるので注意が必要。
 園芸品種として'氷河(Hyouga)'があり、基本種に比べて斑の入りが深く、着色も早く、花壇に集団で育てると美しく、また切り花にもよい。


主写真撮影日:2018-09-18   撮影地:東京都世田谷区 フラワーランド (植栽)
撮影者:MOMO