バラ(エンゲイシュ)

学名:Rosa  

バラ(エンゲイシュ)(薔薇(園芸種)) バラ科バラ属

原種産地:北半球の温帯域に広く自生し、チベット周辺・中国の雲南省からミャンマーにかけてが主産地。

バラ属の成形は、灌木・低木・または木本性の蔓植物で、葉や茎に棘を持つものが多い。葉は1回奇数羽状複葉。花は5枚の花弁と多数の雄蘂を持つ(ただし、園芸種では大部分が八重咲き)。

1867年作出の「ラフランス」により四季咲き性が確立されて以降に作出されたバラを「モダンローズ」と呼び、それ以前のものは「オールドローズ」や「原種」に区分される。

◆モダンロースの分類
 バラの園芸品種は20、000種以上もあると言われ、その分類は定まったものがないが、よく使われる代表的な分類と特性を示す。
 クライミングローズ:記号はCL
           蔓性のバラ。
           ランブラー(記号はR)
             小輪の花が一季咲きする
           ラージフラワードクライマー(記号はLCL)
             大輪か中輪の花が咲く
 シュラブローズ  :記号はSまらはSR
           横に広がって自立していない枝の伸びをする樹形を示す。
 フロリバンダローズ:記号はFまたはFL
           四季咲き中輪の房咲きのバラで、樹形はまっすぐに伸びる木立性。
           枝の先端で枝数多く枝分かれして、多数の花を付ける。
 ハイブリットティーローズ:記号はHT
           香りが強く、四季咲き大輪系のバラで、樹形はまっすぐに伸びる木立性。
           花持ちと優れた四季咲き性・豊富な色彩が特徴。
 ミニチュアローズ :記号はMin
           樹高が大きくならず、50cm程度でコンパクトに収まる。
           パティオ系-ミニバラにフロリバンダローズを交配した大きな花を咲かせる系統。


主写真撮影日:2018-08-15   撮影地:東京都調布市 神代植物公園
撮影者:MOMO