ミゾシダ

学名:Stegnogramma pozoi  

ミゾシダ(溝羊歯) ヒメシダ科アミシダ属

北海道・本州・四国・九州・沖縄の、林床からやや日照の良い道端まで広範囲に生育する夏緑性のシダ植物。関東地方南部以南では、冬枯れしないこともある。

丈は30-70cm。根茎は長く匍匐し、毛や鱗片を付ける。葉柄は葉身よりも短く、やや密に毛があり、褐色の鱗片を付ける。葉身は長さ20-50cm、幅10-20cmの長楕円形で2回羽状中裂~深裂。羽片には柄がなく、上部に向かって小さくなり、頂羽片は不明瞭。葉の質は草質~柔らかい紙質で暗緑色、表裏に密に毛がある。胞子嚢群は葉脈に沿って長楕円形に付く。包膜はない。

※ 名は、溝の近くに生えるシダの意。


主写真撮影日:2018-08-15   撮影地:東京都調布市 神代植物公園
撮影者:MOMO