ヤナギタムラソウ

学名:Vernonia noveboracensis  

ヤナギタムラソウ(柳田村草)[別名:ニューヨークアイアンウィード、ヤナギバタムラソウ] キク科ヤナギタムラソウ属

アメリカ合衆国東部の湿地ややや湿った草原などに生育する多年草。

丈は1-2m。茎は直立し、緑がかった紫色で、白色の細毛に覆われ硬い。葉は互生し、長さ20cmほどの狭長楕円形で、先端は鋭頭から鈍頭、基部は楔形で葉柄なしに茎に付く。縁には疎らに鋸歯がある。夏から初秋、茎頂に円錐花序を出し、紫
色の花を付ける。花の色合いは幅がある。花に舌状花はなく、筒状花の集合体で、筒状花の先端が4裂し、雄蕊が突き出す。雌蕊は橙黄色で花の中央部に数個が集まる。
花期は8-9月。
果実は痩果。

※ 名は、ヤナギに似た葉で、タムラソウ(アザミに似た花を付けるが棘はない)に似ているためと推定される。


主写真撮影日:2018-08-15   撮影地:東京都調布市 神代植物公園 (鉢植え)
撮影者:MOMO