センノウ

学名:Lychnis senno  

センノウ(仙翁) ナデシコ科センノウ属

中国東部から中部・南西部の原産で、観賞用に植栽される多年草。

丈は40-100cm。茎は直立し、短毛がある。葉は対生し、長さ7cmほどの卵形~長楕円形、両端は尖り、両面と縁には毛がある。夏から初秋、茎の先に集散花序を付ける。萼片は合着して萼筒となり、棍棒状で長さ約3cm、10脈がある。花は径4cmほどで濃紅色,先は4から6個に不規則に裂ける。雄蕊10個と雌蕊には5本の花柱がある。白花の品種もある。
花期は7-9月。
日本で現在栽培されている品種は、3倍体のため結実しない。繁殖は挿し木か株分けで行う。

※ 名は、昔、京都の仙翁寺で栽培されていたことによる。


主写真撮影日:2019-08-15   撮影地:東京都調布市 神代植物公園 (鉢植え)
撮影者:MOMO