ニオイウツギ

学名:Weigela coraeensis var. fragrans  

ニオイウツギ(匂い空木) スイカズラ科タニウツギ属

伊豆諸島の固有種でハコネウツギの変種される落葉低木。

高さは3-5m。葉は対生し楕円形、先端は尖り、基部は楔形で葉柄に流れる。葉の縁には鋸歯がある。葉の脇から散房花序を出し、長さ2cmほどの白い漏斗状の花を1-3輪開く。花冠の先端は5裂し、咲き始めは純白で徐々に桃色に染まる。花冠は母種のハコネウツギよりやや短く、芳香がある。
花期は5-6月。
果実は蒴果で、円柱形。

※ 名は、花に芳香があることから。


主写真撮影日:2018-08-15   撮影地:東京都調布市 神代植物公園植物多様性センター
撮影者:MOMO