サツマギク

学名:Callistephus chinensis  

サツマギク(薩摩菊)[別名:エゾギク、アスター] キク科サツマギク属

中国北部原産で、観賞用に栽培される1年草。

丈は30-80cm。茎は直立し、葉は柄があって対生し、長楕円形。茎・葉共に白い毛が生える。夏、径3cm程の小輪から10cmを超える大輪までの頭花を咲かせる。花色は白・桃・赤・藍色などがあり、中心の黄色と美しいコントラストをなす物も多い。花の形には、一重咲きと八重咲き、重ねの厚いぽんぽん咲きがあり、管弁のものもある。
花期は5-9月。(播種時期により花期が異なる)
果実は痩果。

※ 和名は、YListに従ったが、エゾギクの名も多く使われている。
 別名のアスターは流通名になっているが、過去の属がシオン属(Aster属)とされていた名残り。
 日本では江戸時代から改良が進み、日本のサツマギクは欧米でも非常に評価されている。
 切り花、特に佛花用に多く使われる。
 中部地方・東北地方・北海道など寒い地方では割合よく育つが、暖地では病気が出やすく栽培し難い。


主写真撮影日:2013-08-08   撮影地:神奈川県相模原市南区 (切り花)
撮影者:MOMO