ボーフォーティア・スパルサ

学名:Beaufortia sparsa  

ボーフォーティア・スパルサ(Beaufortia sparsa) フトモモ科ボーフォーティア属

オーストラリアの西オーストラリア州南西部の砂湿地が原産の常緑低木。

樹高は1-3m、横に広がり1-2.5mになる。葉は枝の周囲を取り巻く様に多数付くが、基本的には互生。明るい緑色で、長さ6-12mmの楕円形、平らか僅かに皿状で、多くの葉脈がある。春と秋、枝先に雄蕊の花糸が円筒状に並ぶブラシノキに似た花序を出す。花色は明るい橙色から赤色。開花後も枝が成長するため、徐々に枝の途中に花が付いた様な姿になる。花には5個の萼片、5個の花弁、5個の雄蕊の束からなり、それぞれの雄蕊の束は5本ほどの雄蕊からなる。花弁部分は約2mmの長さで目立たず、花に色を与える長い花糸を持つ雄蕊は26mmまでの長さになる。
現地での花期は1-4月と9-11月。
果実は木質の蒴果で、無期限に枝上に残存する。


主写真撮影日:2018-07-16   撮影地:神奈川県鎌倉市 大船フラワーセンター (植栽)
撮影者:MOMO