スカエボラ・アエムラ

学名:Scaevola aemula  

スカエボラ・アエムラ(Scaevola aemula)[別名:ブルーファンフラワー] クサトベラ科クサトベラ属

オーストラリアの東部~南部のビクトリア州・ニューサウスウェールズ州の原産で、観賞用に栽培される多年草。(寒冷地では1年草扱い)

丈は10-40cm。茎は円柱形で褐色、粗い短毛があり、斜上し、ときに基部が僅かに木質なる。葉は無柄で互生、長さ1-9cm、幅0.4-3cmの倒卵形、基部で細くなり、先は鈍形~鋭形、縁は粗い鋸歯状~ほぼ全縁、粗い軟毛と短毛がある。茎の先に穂状花序を出す。花序には葉が多数付く。苞は葉状。小苞は披針形で、長さ4.5-7mm、有毛。萼片は広三角形で、長さ0.5mm以下、縁毛があり、基部で合着する。花冠は濃~淡青色、稀に白色、長さ17-25mm、外面に伏毛があり、内面の喉部に髭がある。花冠裂片は扇形に5個、狭長楕円状卵形、長さ9-12mm、ほぼ全縁の広い翼がある。
花期は4月-10月。
果実は卵形、長さ3-4mmで2室がある。薄く乾いた果皮を持つ。

※ 園芸品種は多数ある。花色は青紫色の他、赤紫・白・黄(交配種)がある。 
 半耐寒性だが、南関東以西の暖地なら陽の当たる軒下などで冬越し可能。
 寒冷地では室内に入れるか1年草扱いにする。


主写真撮影日:2018-07-16   撮影地:神奈川県鎌倉市 大船フラワーセンター (植栽)
撮影者:MOMO