ルリイロツルナス

学名:Solanum seaforthianum  

ルリイロツルナス(瑠璃色蔓茄子)[別名:フサナリツルナスビ、ソラナム・シーフォーシアヌム] ナス科ナス属

熱帯アメリカ原産とされるが詳細は不明。オーストラリア・アフリカ・インドシナ半島・太平洋諸島に帰化している蔓性常緑低木。沖縄県でも野生化が見られる。

樹高は2-4m。茎は緑色でほとんどが無毛だが、開花する枝にはしばしば腺毛がある。葉は互生し、1-4対の奇数羽状複葉、小葉は4-8cmの長楕円形、先が尖る。葉柄は長さ0.5-6cm。枝先に集散花序を出し、径2-3cmの淡紫色~白色の花を10-50個付ける。主花柄は長さ1-6cm、小花柄は0.8-1.5cm。花は5深裂した合弁花で、三角形の裂片は長さ10-15mm。
花期は7-9月。温室では通年。
果実は、径8-12mmの球状で光沢があり、成熟するに連れ、緑色から明るい赤色に変わる。種子は多数含まれ、長さ2-3mm、赤褐色~黒色で平たい。

※ 帰化地域では、家畜の窒息死の原因や自然の植生を破壊するとして有害外来危険植物と見られている。
 アトロピン・スコポラミン・ヒヨスアミンなどのトロパンアルカロイドが含み、軽度の有毒性がある。 


主写真撮影日:2018-07-16   撮影地:神奈川県鎌倉市 大船フラワーセンター (温室)
撮影者:MOMO