アメリカハマグルマ

学名:Sphagneticola trilobata  

アメリカハマグルマ(アメリカ浜車)[別名:ウエデリア、ミツバハマグルマ] キク科アメリカハマグルマ属

南アメリカ北部の原産で、各地の温室等で栽培される他、暖地では観賞用・グラウンドカバー用等として栽培される匍匐蔓性常緑多年草。沖縄県では、帰化している。

丈は15-25cmで茎が地面を這い、茎の節から根を出してマット状に広がり、長さ3-5mになる。葉は対生し、長さ5-10cm、幅2-5cmの卵形で、両縁とも1箇所大きく切れ込み、先の方が大きな鋸歯で先端が鋭く尖る。表面は濃い緑で光沢があり、剛毛が生えざらつく。頭状花序で、長さ6-15cmの直立する花柄の頂部に付ける頭花は径2-3cm程で、舌状花と管状花からなり、黄色の花を咲かせる。舌状花は長さ1.3cm、幅5mmほど。
花期は6-10月。暖地では周年開花する。
果実は長さ4-5mmの痩果。

※ 繁殖力が旺盛で、 密な群落を形成して地表面を覆い、時に林床や海岸域にも入り込む。国際自然保護連合では本種を世界の侵略的外来種ワースト100の一つに選定している。
 寒さに比較的強く、霜が降りない地域では乾かし気味に管理すれば、戸外でも越冬可能。


主写真撮影日:2018-07-16   撮影地:神奈川県鎌倉市 大船フラワーセンター (温室)
撮影者:MOMO