テイキンザクラ

学名:Jatropha integerrima  

テイキンザクラ(提琴桜)[別名:ヤトロファ・インテゲリマ、ホコバテイキンザクラ] トウダイグサ科ナンヨウアブラギリ属

西インド諸島原産で、温室などで観賞用に植栽される常緑低木。

樹高は1.5-4.5m。枝は下垂する。葉は互生、長さ5-15cm、幅3-8cmの楕円形で先端が尖り、縁が滑らかなもの、中央でくびれるもの、鉾形のものまでいろいろある。花は5-10cmの長さの花柄に房状に5-8個がまとまって咲き、桃色から紅色の5弁花。個々の花は単性で径は2-3cm程度。雄蕊の葯は黄色。
花期は3-9月だが、適度な湿度と温度があれば周年開花する。
果実は蒴果で、3室のある径1-3cmの亜球状。赤褐色に熟す。種子を6個含む。

※ 名は、葉に形が提琴(バイオリン)に似るものがあり、花がサクラに似ていることから。
 ナンヨウザクラ(南洋桜)とも呼ばれるが、シナノキ科にナンヨウザクラ(Muntingia calabura)があるので注意。
 耐寒温度は8℃。かなり寒さに弱いので、冬は室内で管理する。


主写真撮影日:2018-07-16   撮影地:神奈川県鎌倉市 大船フラワーセンター (温室)
撮影者:MOMO