ケブカルイラソウ

学名:Ruellia squarrosa  

ケブカルイラソウ(毛深ルイラ草)[別名:ルエリア・スクアロサ] キツネノマゴ科ルイラソウ属

熱帯アメリカ原産で、観賞用に植栽される常緑小低木。沖縄県には帰化している。

樹高は15-30cm。茎の節から根を出し、匍匐して広がり長さ60cm(ときに100cm)に達する。全草的に白色の長毛が生え、触るとざらつく。葉は対生し、長さ6cm、幅2cmまでの狭卵形で、先端は尖り、基部は楔形。長さ1cmほどの葉柄を持つ。晩春~初冬、葉腋に紫色の一日花を単生する。花径は3-4cmで、色は青紫色。花冠は筒状で、先が5深裂し、裂片中央に2本の白条がある。苞は2枚で長さ1cmほど、萼は5裂し、裂片は線状披針形で長さ約1.5cm。
花期は5-12月。
果実は長さ12-15mmの蒴果。16-20個の種子を含む。

※ 名は茎や葉全体に毛が多いことから。属名のルエリアはフランスの植物学者「リュエル(Ruelle)」にちなむ。
 暖地では強健で吊り鉢・花壇・庭園などで環境の厳しいところでも良く育つが、乾燥を嫌い、寒さには弱い(5℃以上が望ましい)。 


主写真撮影日:2018-07-16   撮影地:神奈川県鎌倉市 大船フラワーセンター (温室)
撮影者:MOMO