キジョラン

学名:Marsdenia tomentosa  

キジョラン(鬼女蘭) キョウチクトウ科キジョラン属

関東地方以西の本州・四国・九州・沖縄の山地に生育する蔓性常緑多年草。

蔓の基部は木質化する。葉は対生し、径7-14cmの卵円形で、基部は円脚か浅い心形、表面には光沢がある。葉腋に散状の花序を作って開き淡黄色で直径約5mm。萼は花柄ととみに密に圧毛があり裂片は円頭。花冠は5裂し、輻状で喉部に毛がある。副花冠は5個直立、花粉塊は直立する。
花期は8-9月。
果実は袋果で長さ13-15cmで緑色で太い。熟すと裂開する。種子には長い毛(種髪)があって風に飛散布される。

※ 名は、果実が裂開して現れる、種子の冠毛を鬼女の振り乱した白髪に見立てたことから。
 チョウのアサギマダラの食草とされる。 


主写真撮影日:2014-10-29   撮影地:神奈川県相模原市中央区 小倉山
撮影者:MOMO