カノコユリ

学名:Lilium speciosum  

カノコユリ(鹿の子百合)[別名:ドヨウユリ、タナバタユリ] ユリ科ユリ属

四国(愛媛県や徳島県の山間部)・九州(主に薩摩半島から長崎県沿岸)に自生し、九州では海岸近くの岩壁や草原、四国では内陸の岩壁などに生育する多年草。古くから観賞用に栽培もされている。

花茎の丈は100-150cm。茎頂で分枝して数個から十数個の径10cmほどの花をやや下向きに付ける。花弁は上に反り返り淡紅色か白色地に鮮紅色の斑点が散在する。
花期は、7-9月。
果実は蒴果。

※ 名は、花弁に鹿の子模様の斑点があることから。
 絶滅危惧II類 (VU)に指定されている。
 鱗茎(球根)は、飢饉の際の救荒食物とされた。


主写真撮影日:2012-08-09   撮影地:群馬県長野原町 (植栽)
撮影者:MOMO