学名:Calluna vulgaris
カルーナ(Calluna)[別名:ギョリュウモドキ、コモンヘザー] ツツジ科カルーナ属ヨーロッパ(アイスランド・フェロー諸島・アゾレス諸島)の原産で、観賞用に植栽される落葉小低木。
樹高は0.2-50cm、ときに1mを越える。葉は鱗片状で長さ2-3mm。枝の小さな葉の間に粒状の小さな花を咲かせ、枝全体が1つの花穂のように見える。花は4数性で萼が花冠より長く、花弁のように見える。花色は桃・紫・赤・白など。各花には苞葉がある。
花期は5月下旬~10月中旬。
果実は蒴果。
※ カルーナは、1属1種。
鉢植えもされるが、グランドカバーにも使用される。
多くの栽培品種があり、花色の違いのほか、葉色も淡緑・濃緑・黄があり、秋から冬に橙または紅色に紅葉する品種や、新しい葉が桃色でのちに白から緑色になるものがある。
耐暑性、耐寒性があり、湿気の多い土でよく育つ。
浅根性なので夏の乾燥に弱く、2年目くらいで根詰まりを起こし主幹が枯れることが多いので、大株は乾期に十分灌水する必要がある。
主写真撮影日:2018-06-08 撮影地:神奈川県川崎市多摩区 川崎市緑化センター
撮影者:MOMO