キリモドキ

学名:Jacaranda mimosifolia  

キリモドキ(桐擬)[別名:ジャカランダ、シウンボク] ノウゼンカズラ科キリモドキ属

ブラジル・ボリビア・パラグアイ・ウルグアイおよびアルゼンチン北東部が原産で、世界各地で植栽されている落葉高木。

樹高は7.5-15m、ときに20mに達する、幹径は40-70cm。樹皮は淡緑色~淡灰色、平滑又は細い溝条がある。枝は細く、やや折れ曲がる。葉は2回羽状複葉、長さ30-50cm、淡緑色。小葉は長楕円状扁菱形で毛があり、小羽片に12対以上ある。早春に落葉する。枝先に長さ15-30cmの円錐花序を出し、多数の花を付ける。花は長さ2.5-5cm、曲がった筒状で、花冠は青色~青紫色ときに白色で先が5裂する。雄蕊の他に長い仮雄蕊がある。
花期は5-6月。
果実は蒴果。長さ4-6cm、扁平な卵形~楕円形で木質、始めは緑で成熟すると暗褐色になり裂開する。多数の種子が入る。種子には翼がある。

※ 名は、花の形や色がキリの花に似ることから。
 熱帯・亜熱帯の庭木または街路樹として広く植えられ、沖縄では野外で育つが、東京では温室で栽培する。
 十分な大きさに育った木でないと開花し難く、日本では鉢植えの若木を観葉植物として扱うことが多い。


主写真撮影日:2018-06-08   撮影地:神奈川県川崎市多摩区 川崎市緑化センター (温室)
撮影者:MOMO