オクナ・セルラータ

学名:Ochna serrulata  

オクナ・セルラータ(Ochna serrulata)[別名:ミッキーマウスの木] オクナ科オクナ属

南アフリカ原産で、花や果実の観賞用に植栽される常緑低木。

樹高は0.8-2m。ときに6mに達する。樹皮は茶色で滑らか、枝は小ぶりで、盛り上る明るい色の斑点に覆わる。葉は長さ3-6cm、幅0.8-1.5cmの長楕円形で互生し、先端は尖り、縁には細かい鋸歯がある。葉は緑色で光沢がある。花は春から夏に咲き、径2cmほどの黄色の5弁果で芳香がある。花弁は早落性で長持ちしない。
花期は3-9月。
果実は核果で、5*6個でほぼ径5mm程の球形で、初めは緑、成熟したときには光沢のある黒色になる。果実は萼に付き、果実が成熟するまで萼は広がり明るい赤色になり、果序全体が赤く見える。

※ 果実やがく片の色合いや姿から「ミッキーマウスの木」の名で流通する。
 暑さには強いが、耐寒性はない。木が生長すると5℃くらいの寒さにも耐えるが、できれば冬は10-13℃の気温を保つのが無難。本来は常緑性の植物ですが10℃を切ると落葉する。落葉しても5-7℃程度保てれば春にまた芽吹く。冬は室内の日当たりのよい場所に取り込む必要がある。


主写真撮影日:2018-06-08   撮影地:神奈川県川崎市多摩区 川崎市緑化センター (温室)
撮影者:MOMO