ミズドクサ

学名:Equisetum fluviatile  

ミズドクサ(水木賊)[別名:ミズスギナ] トクサ科トクサ属

北海道・中部地方以北の本州の、日照の湿地・浅い小川など水中に群生する羊歯植物。

丈は50-100cm。地下茎が匍匐し、直立する径3-7mmの中空の茎を出す。茎は濃い緑色で表面には多数の条があるが、手触りは平滑。茎は枝を出さない場合から多数の枝を輪生する場合まで様々。葉鞘は長さ5-10mm。5-6月頃、長さ1-2cmの胞子嚢穂を茎に頂生する。

※ 中空の茎は軽く押すだけで潰れる。
 似たものにイヌスギナがあり、湿地や水田の水中からも立ち上がるが、枝が長く伸び、陸生のスギナによく似た外観となる。茎は中空でないため、押したときミズドクサより硬い感触がある。


主写真撮影日:2018-05-27   撮影地:長野県長野市 飯綱高原大谷地湿原
撮影者:MOMO