アメリカナデシコ

学名:Dianthus barbatus  

アメリカナデシコ(アメリカナ撫子)[別名:ビジョナデシコ、ヒゲナデシコ] ナデシコ科ナデシコ属

原産地はヨーロッパ南部から東部で、観賞用に栽培される多年草。

丈は15-70cm。茎には4稜があり、直立する。葉は対生し、長さ4-10cm、幅1-2cmの披針形で緑色から青緑色。初夏に茎頂や葉腋から集散花序を出し、径2-3cmの小さな花を最大30個ほど付ける。花弁は5個で、花柱は2個ある。原種の花は赤色で中心部が白色。先の尖った細長い総苞が目立つ。園芸種の花は、白・桃・赤・赤紫色に複色、更に蛇の目模様が入るものなどがあり、八重咲きもある。
花期は5-6月。
果実は蒴果。

※ 標準和名はアメリカナデシコだが、アメリカには自生せず、最初にアメリカ経由で日本に導入されたことからと推定。
 ヒゲナデシコは、総苞片が髭のように長く伸びていることから。
 高性種は丈が40-70cmで、主に切り花用に栽培され一部は花壇にも植栽される。矮性種は丈が15-20cm、花壇用に栽培される。
 栽培は、一般的に秋播きで9月上旬から中旬に播種し、翌春開花させるが、春播きの1年草として開花可能な品種もある。


主写真撮影日:2018-05-27   撮影地:長野県飯綱町 サンクゼールワイナリー (植栽)
撮影者:MOMO