ムラサキヤシオツツジ

学名:Rhododendron albrechtii  

ムラサキヤシオツツジ(紫八汐躑躅)[別名:ミヤマツツジ] ツツジ科ツツジ属

北海道・東北地方と中部地方の主に日本海側の山地~亜高山に生育する落葉低木。

樹高は1-3m。葉は互生。枝先に数個集まって付く。葉身は長さ5-11cm、幅3-6cmの倒披針形または倒卵状楕円形。縁には細かい鋸歯と腺毛がある。表面は微毛があり、裏面は主脈沿いや側脈の基部付近に開出する白毛が密生する。春から初夏、葉の展開前か同時に開花する。枝先に紅紫色または濃紅紫色の花が1-6個付く。花冠は径3-4cmの広い漏斗形で、5深裂する。雄蕊は10個、5個は短く、花糸の基部に白毛が密生する。長い雄蕊は殆ど無毛。子房は白い腺毛が密生する。花柄は長さ1-2cmで腺毛が密生する。
花期は4-7月上旬。
果実は蒴果で、長さ8-10mmの長卵形になる。

※ 名は、花が紫色の染料に何回もつけて染め上げたツツジのように鮮やかに見えることから


主写真撮影日:2018-05-27   撮影地:長野県山ノ内町 志賀高原
撮影者:MOMO