スギゴケ

学名:Polytrichum juniperinum  

スギゴケ(杉苔) スギゴケ科スギゴケ属

北海道・本州・四国・九州の、山地からハイマツ帯の地上に生育する蘚類。

茎はときには枝分かれし、高さ3-10cm。葉は乾くと緩く茎に接着し、卵状楕円形の鞘部から披針形に伸び、葉身部の縁は全縁で内側に広く折れ畳んで薄板を覆う。中肋は赤褐色の芒状に突出し、葉の長さは芒を除き、4-9mm。芒は葉身部の1/8-1/4長、鋭い歯が並ぶ。薄板の高さは6-8細胞あり、頂端細胞は横断面でフラスコ形。雌雄異株。蒴柄は長さ2-8cm。

※ 名は、杉の葉に似ていることことから。
 世界的に分布する。
 [近縁種]
  オオスギゴケ:半日陰を好む。オオスギゴケの蒴の頸部のくびれが浅い。


主写真撮影日:2018-05-26   撮影地:群馬県嬬恋村 浅間高原しゃくなげ園
撮影者:MOMO