ヤクシマシャクナゲ

学名:Rhododendron yakushimanum  

ヤクシマシャクナゲ(屋久島石楠花) ツツジ科ツツジ属

鹿児島県の屋久島の標高1500-1900mの岩の多い斜面や林縁に生育する常緑低木。

樹高は0.5-2mで丸みのある樹形になる。葉は互生。枝先に集まって付く。葉身は長さ4-10cm、幅1.5-2.5cmの長楕円形または狭長楕円形。若葉には褐色の毛があるが、のち表面は無毛になる。裏面は淡褐色の軟毛が厚く密生する。枝先に7-18個の花が集まって付く。蕾は淡紅色で、開花すると白くなる。花冠は径3-3.5cmの漏斗状鐘形で、5中裂する。
花期は5-6月。
果実は蒴果。長さ2-2.5cmの卵状円柱形で、7-10月に熟す。

※ [近縁種]
  オオヤクシマシャクナゲ:Rhododendron yakushimanum var. intermedium
              屋久島の標高1000-1600mに生育し、ヤクシマシャクナゲより丈が高く、葉や花が大きい。


主写真撮影日:2018-05-26   撮影地:群馬県嬬恋村 浅間高原しゃくなげ園
撮影者:MOMO