アズマシャクナゲ

学名:Rhododendron degronianum  

アズマシャクナゲ(東石楠花) ツツジ科ツツジ属

本州の東北地方・関東地方・中部地方南部の山地~深山の岩場や礫の多い林内や林縁に生育する常緑低木。

樹高は1-6m。樹皮は灰白色。枝はあまり伸びない。葉は互生。枝先に集まって付く。葉身は長さ5-15cm、幅1.5-3.5cmの楕円状披針形。皮質で表面はく宅があり、裏面は淡褐色の真綿状の軟毛が密生し、スポンジ状になる。花は淡紅紫色~紅紫色(ときに白色)で、枝先に3-12個付く。花冠は径4-6cmの漏斗状鐘形で、上部は5裂する。花柄は長さ1.5-3cmで縮れた毛が生える。
花期は5-6月。
果実は蒴果。長さ1-2.5cmの円柱形。

※ 名は、東北地方や関東地方などに多いことから。
 [近縁種]
  ホンシャクナゲ:Rhododendron japonoheptamerum var. hondoense
          新潟県以西の本州と四国に分布し、アズマシャクナゲに良く似るが、花冠の先が7裂する。


主写真撮影日:2018-05-26   撮影地:群馬県嬬恋村 浅間高原しゃくなげ園
撮影者:MOMO