レモンタイム

学名:Thymus × citriodorus  

レモンタイム(Lemon thyme)[別名:シトラスタイム] シソ科イブキジャコウソウ属

地中海沿岸と見られているが原種については確定されていない。ハーブとして栽培される常緑小低木。

丈は20-30cmになる。茎は木質化し、多数分枝して立ち上がる。葉は互生し、小さな卵形で触れるとレモンに似た独特の香りを放つ。黄色い縁取りが入る品種もある。初夏、茎先に淡い紅紫色の小さな花が集まって付く。花冠は唇形。花色は濃い桃色や白の品種もある。
花期は5-8月。
果実は4分果。

※ 名は、レモンに似た香りのあるタイム(イブキジャコウソウ属)の意。
 過去、コモンタイム(Thymus vulgaris)とThymus pulegioidesの雑種とされていたが、遺伝子解析の結果は、どちらとも関係が無いことが判明した。将来的に学名から、交配種を示す"×"が外される可能性が高い。
 レモンのような爽やかな香りが特長で、料理にもよく用いられる。
 葉に黄色い縁取りが入り見た目も美しく、寄せ植えなどに適した園芸品種のゴールデンレモン(Thymus × citriodorus 'Aurea')など多くの園芸品種がある。
 耐寒性、耐暑性もあり、日照と風通しがよく、乾燥した場所を好む。 


主写真撮影日:2018-05-22   撮影地:東京都世田谷区 フラワーランド (植栽)
撮影者:MOMO